高等遊民になりたい

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講談社まんが学術文庫は古典を簡単に学びたい人にオススメ

廃油です


最近『講談社まんが学術文庫』というものが刊行されました


講談社まんが学術文庫は、難しい哲学書などでも簡単にマンガ形式で読めるようしようというコンセプトで作られたものです


古典の名著って読みにくいじゃないですか。言葉づかいとかも今と違うしそもそも頭の良い人向けに書かれた文章だし


でもいまでも読み続けられているということは、古典の名著に書かれていることは普遍的に役立つことだっていうことなんですよね


そんな素晴らしいことが古典には書かれているのに知らないのはもったいない!ってことで『講談社まんが学術文庫』が役立つわけです


僕はとりあえず講談社まんが学術文庫のなかの『恋愛と贅沢と資本主義』を買って読んでみたんですけど、漫画で書かれてるとめっちゃわかりやすい


というわけで『講談社まんが学術文庫』をレビューしていきます

漫画だととっつきやすい

講談社まんが学術文庫で現在出てるのは以下の6つです

  • 幸福について
  • 資本論
  • 歎異抄
  • 恋愛と贅沢と資本主義
  • 罪と罰
  • 政談

どれも難解というか、なかなか読もうとは思えないような本ですよね


仮に読もうと思っても難しくて理解できないと思います


でもこれが漫画になるととっつきやすさが全然違うんです。めちゃめちゃ読みやすい

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古典が読みにくい理由っていろいろあると思うんですけど

  • 頭の中でイメージしにくい
  • 表現が難しい

この2つがかなり大きな理由になってるんじゃないかと個人的には思うんです


イメージしにくいっていう問題点は漫画にしちゃえば解決できるし、表現が難しいっていうのもその本がなにを主張しているのかを噛み砕いて内容にすればなんとかなります。実際講談社まんが学術文庫では、内容をわかりやすく噛み砕いて漫画にすることに成功しています

『恋愛と贅沢と資本主義』の内容はバッチリ理解できた

僕はゾンバルトの『恋愛と贅沢と資本主義』を買ってみました


内容としては「恋愛が贅沢を生み、贅沢が資本主義を生む」っていう感じのことなんですけどぶっちゃけそれだけ聞いても全然ピンとこないじゃないですか


でも講談社まんが学術文庫の『恋愛と贅沢と資本主義』を読むとそういうことか!!ってめちゃめちゃ納得できます


元の書籍の方は読んだことないのでどういう感じでそれを説明しているのかはわからないけど、たぶんわけのわからない例え話を使いながら説明してるんじゃないかな


講談社まんが学術文庫はそういった古典のとっつきにくさを完全に排除してるから、「難解な古典どころか普通の本も読めないよ~」ってひとでも簡単に読めます


恋愛と贅沢と資本主義以外はまだ読んでないからわからないけど恋愛と贅沢と資本主義は考え方的にも面白いしおすすめです

古典の入門書にもなる

『マルクス経済学入門』とか『哲学入門』みたいな本ってあるじゃないですか


古典をいきなり読むのってキツイのでいままではそういう入門書を読んでから古典を読むって流れだったと思うんです


でも講談社まんが学術文庫を読めばそういった入門書を読む必要がなくなるんですよ


もちろん講談社まんが学術文庫はいろいろな要素を削ぎ落としてるのでそれだけ読めば完全に古典を理解できるというものではないけど、重要な部分は学べるからね


しかも古典の概要を漫画で学べるからそれを頭に入れれば本文を読んでもかなり理解しやすくなるんじゃないでしょうか


それはつまり、わざわざ入門書を読んで遠回りをする必要がなくなるということです


入門書の場合は古典そのものを理解するための材料だけではなくて、いろいろな要素を示して古典を理解するための下地を作るっていう感じなんです


でも講談社まんが学術文庫の場合には古典の核になることを理解して、原文を読む場合にはその核をふくらませるっていう感じなので無駄がないんですね(こういうときに図解できると便利なんだけどスキルがない)


まぁそんなにガッツリ古典を理解するつもりがないひとでも普通に面白く読めると思います


ただ、漫画とはいえ元の内容が難しいものなので小学生とかだと理解するのは難しいと思います。高校生なら普通に理解できるかなって感じ

講談社まんが学術文庫はただのイラスト付き解説書ではなく漫画として面白い

イラスト付きで難しい本を解説しているものとかもありますが、講談社まんが学術文庫はあれとはまったく違います


漫画として普通に面白いんです


とりあえずオススメは『恋愛と贅沢と資本主義』ですね


森永卓郎が「恋をしましょう。全国民が好きな人にバラを一本買うだけで、GDPがあがる」と言ったそうですが、『恋愛と贅沢と資本主義』を読むとこの言葉の意味がわかります(笑)
gendai.ismedia.jp


「古典を漫画で読もうなんて・・・」って思う人もいるかもしれないけど、そんな奴らは無視すればいいんです。楽しむのが一番ですからね


というわけで『講談社まんが学術文庫』おすすめです。これからどんどん新刊を出していってほしいですね