高等遊民になりたい

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源氏物語入門には『源氏物語 ビギナーズ・クラシックス』が最適

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廃油です


源氏物語といえば日本最古のハーレムラノベとも呼ばれている素晴らしい作品です


高校生の時はあの難解な文章に苦しまされたけど、内容はめっちゃ興味あるんですよね。全部読みたい


でも全部読むのは大変だしなぁ


そう思ってたら素晴らしい本を見つけました。角川のビギナーズ・クラシックスというシリーズの『源氏物語』です


ビギナーズ・クラシックスの源氏物語が、源氏物語の入門として最高の1冊だったので紹介していきます

源氏物語読みたい!でも量が多すぎる

源氏物語読みたい!読みたい!全部読みたい!内容知りたい!


高校生の時に源氏物語を勉強して以来ずっとそう思っていました


でもね、源氏物語ってめっちゃ分量多いんですよ。日本古典文学全集っていう強そうな全集で読もうとするとなんと全6巻!多すぎるわ!


これだけ量が多いので途中で挫折する人が多いみたいです。ビギナーズ・クラシックスのほうのあとがきによると須磨の巻(12巻目)で挫折することが多くてそれをからかった「須磨源氏」って言葉もあるそう。ちなみに源氏物語は全54巻なので12巻目はそうとう序盤です

源氏物語を超コンパクトにまとめた入門書

ビギナーズ・クラシックスの源氏物語は、膨大な分量の源氏物語を文庫本一冊にまとめてしまったものです


ただ要約してまとめたというわけではなくて、ビギナーズ・クラシックスが入門書になるように作られています。それがどういうことなのかは本書の構成の特徴を見れば一発でわかります

構成の特徴

ビギナーズ・クラシックスの源氏物語は、源氏物語の巻にあわせて章立てしてあります。まず章のはじめには、その巻全体のあらすじが書かれています

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そのあとに、その巻の重要な出来事の部分を抜粋して現代語訳が載せられています

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現代語訳だけではなくて原文もしっかりと載せてあります

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①巻全体のあらすじを書くことで、話の流れをつかみやすくする
②重要な部分を抜粋して載せることで、源氏物語という作品になるべく深く入り込めるようにしている
③原文も載せることで、重要部分の現代語訳と原文を照らし合わせながら読むことができる


この3つが、ビギナーズ・クラシックスの源氏物語がただ源氏物語を要約した本ではなく入門書であるといえる理由です

源氏物語はやっぱり面白い

ビギナーズ・クラシックスの源氏物語を読むまでは教科書に書かれている部分しか知らなかったし、源氏物語は「ロリコン源氏のハーレム物語」だと思ってました(間違ってはいないけど)


でも実際に、要約とはいえ物語の全体をみるとそれだけの物語ではないなっていうのがわかりますね。心情描写がすごいです


時代が違うのでちょっと理解できない感覚もあるけど、恋愛の駆け引きというか、そわそわしてる感じがすごく伝わってきます


源氏がヤ○チンなのは確かだけどずっとそうだっていうわけではなくて徐々に大人になっていくんですよ!しかもただ本能に身を委ねているわけではなくていろいろと葛藤してるんですよ!


終わり方もなんとも言えない感じで「あぁ・・・!尊い!!」ってなります。読めば分かる


源氏物語読んでみたかったけど全部読めそうになくて結局読まずにいる人とか、実際に読んでみたけど途中で挫折しちゃった人とかはぜひビギナーズ・クラシックスの源氏物語を読んでみてください。文庫本一冊(とはいえ分厚目だけど)程度の分量なのでこれなら読み切れると思います


高校生もこれを読んでおけば古典の授業とかめっちゃ理解しやすくなると思う。おすすめです